正しい歯並びを手に入れましょう~矯正歯科~
出っ歯、すきっ歯、受け口など、歯並びの乱れにお悩みではありませんか? 歯並びの乱れは見た目だけの問題と思われがちですが、それだけではなく、全身にさまざまなトラブルを招いてしまう可能性もあります。こうした問題やリスクを解消するために、広島県三次市の歯医者「まつお歯科医院」では子供から大人まで取り組めるさまざまな矯正治療を行っています。歯並び・咬み合わせに気になることがあれば、当院の矯正歯科にご相談ください。
※矯正歯科治療は公的健康保険適用外の自費診療です。
※治療期間:1年から長いもので3年、通院回数:月1回程度
矯正歯科とは?
歯並びや咬み合わせが悪いことを、不正咬合(ふせいこうごう)といいます。不正咬合があると口元の見た目がよくないばかりでなく、歯の本来の働きが妨げられたり、歯の清掃が十分にできなくなったりして、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
矯正治療を行うことで、はこの不正咬合を治して虫歯や歯周病を防ぐとともに、発音を明瞭にしたり、食べ物をよく咬めるようにして健康を増進させたりすることもできます。
不正咬合の原因
不正咬合を招く原因は、大きく分けて2つあります。ひとつは遺伝子によるもので、子が親に似た歯並びや咬み合わせになるのはこのためです。そしてもうひとつは、骨の発育障害や指しゃぶりなどのクセによるものです。また、治療をしないで放置している虫歯も歯並びを悪くする原因になります。
矯正歯科とは?
- 虫歯や歯周病になりやすくなる
- 食べ物をしっかり咬みくだけず、胃腸への負担や栄養吸収の妨げにつながる
- 発音や滑舌に支障が出る
- 見た目がコンプレックスになり、他人とのコミュニケーションに支障が出ることがある
- 成長期であれば、顎が正しく成長せずに全身のバランスが乱れてしまうことがある
- 口が開けにくい、顎関節が痛むなどの症状(顎関節症)を招くことがある
不正咬合を放置すると、上記のようなトラブルを招くリスクが高まります。矯正治療はこういったトラブルを防ぎ、お口や身体の健康を維持するためにも重要な治療なのです。
歯並びを治すメリット
メリット1 | 食べ物をしっかり咬める「機能性」と、きれいな見た目が実現する「審美性」の両方が向上します。 |
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メリット2 | 消化や栄養吸収がよくなることで、身体も健康になります。 |
メリット3 | しっかり咬み合わせられることで、集中力や瞬発力がアップします。 |
メリット4 | お口の清掃がしやすくなり、虫歯や歯周病、口臭などの予防につながります。 |
メリット5 | 歯並びに自信が持てるようになり、笑顔がステキになります。 |
子供の矯正と大人の矯正の違い
矯正治療は年齢を問わずに受けられる治療ですが、子供の矯正(小児矯正)と大人の矯正(成人矯正)では治療の内容が異なります。こちらでは、その違いやそれぞれのメリットなどについてご紹介します。
子供の矯正歯科
成長期の子供は顎もまだ発達途中であるため、のちのち生えてくる永久歯がきちんと並ぶように、顎の大きさを広げる治療からはじめることができます。この治療には顎の骨が「成長しようとする力」が利用できるため、将来的に矯正治療のために歯を抜かなくて済む可能性が高くなります。メリットを活かすためには、治療開始のタイミングを逃さないことが大切です。
いつからはじめるべき?
小児矯正をはじめるのに適した時期は、「永久歯が生えそろう前」です。乳歯のころから今後生えてくる永久歯の大きさや本数を見込んで顎を広げる治療を行えれば、永久歯の生え方を正しく誘導することができるので、これぐらいの時期から歯の状態を診ていくようにしましょう。
どれぐらいの期間がかかる?
第1期治療 (小児矯正) | 第2期治療 (成人矯正) | |
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内容 | 取り外しができる「床(しょう)矯正」用の装置を装着し、顎の骨を少しずつ広げていく治療を行います。 また大人と同じように、ブラケットを付ける場合もあります。 |
歯の表面にブラケットという小さな装置を取り付け、そこにワイヤーをとおして歯を正しい位置へと導きます。 |
時期 | 乳歯が永久歯に生え替わりはじめる6歳ころから、永久歯がすべて生えそろう12歳ごろまで行います。 | 永久歯がすべて生えそろってから開始します。 |
※費用に関しまして、第一期から治療されている方は、第二期の治療の際、第一期分の治療代を差し引かせていただきます。
子供の矯正歯科のメリット
【メリット1】 | 永久歯が生えてくるスペースを、あらかじめ確保することができる。 |
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【メリット2】 | 顎の骨の正しい成長を導くことができ、それにともない、顔や肩、全身のバランスを整えることができる。 |
【メリット3】 | 多感な時期に見た目のコンプレックスがなくなり、他人とのコミュニケーションにも積極的になれる。 |
大人の矯正歯科
成人矯正は、歯がすべて生えそろってからの治療になるため、「歯の移動」が主たる目的になります。また大人になってから顎の骨を治すのは難しく、外科手術が必要になるケースもあります。
成人矯正では歯並びの見た目の改善だけでなく、清掃性を高めることで虫歯・歯周病の予防につながるのも大きなメリットです。つまり、自分の歯を長く使い続けるためにも大切な治療なのです。近年では、「装置の見た目が気になる」という方に配慮した、目立ちにくい矯正装置も登場しています。「目立つ装置に抵抗がある」という方も、お気軽にご相談ください。
いつからはじめるべき?
大人の矯正治療は、いつでもはじめることができます。「長年のコンプレックスを解消したい」「虫歯と無縁の生活を送りたい」「自分の歯をできるだけ長持ちさせたい」など、思い立ったらすぐにご相談ください。
どれぐらいの期間がかかる?
成人の矯正治療にかかる期間は、おおよそ2~3年とお考えください。ただしこれは、一人ひとりの歯並びの状態によっても、使用する装置によっても異なります。装置を調整するたびに多少の痛みや違和感が生じることがありますが、これはしばらくすると慣れるもの。当院で、根気よく続けていきましょう。
大人の矯正歯科のメリット
【メリット1】 | 子供と違い、「治そう」という意志がしっかりしているため、ケアなどにも意欲的に取り組める。 |
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【メリット2】 | 顎の成長が終わってからの治療になるため、治療計画が立てやすい。 |
【メリット3】 | 歯並びだけでなく、顎関節症や肩こりなどの全身症状の改善にもつながる。 |
矯正治療に伴う一般的リスク・副作用
日本矯正歯科学会の一般的なリスク副作用を引用
- 矯正治療により歯が動いた結果、痛みや違和感、頭痛、発熱が起こる場合があります。個人差によりますが、3〜7日でおさまることが多いです。
- 矯正の装置が口内(唇や舌、粘膜)と擦れて、口内炎や傷がつくことがあります。
- 歯磨きが難しくなり、磨き残しが増える可能性があります。磨き残しがあることで、虫歯・歯肉炎・歯周病が発生しやすくなるため、
ご自宅でも注意して清掃をし、またクリニックにて定期的なクリーニングを行なってください。 - 矯正治療に関しての指導に対して、患者さんの協力がない場合、矯正治療がスムーズに進まないことがあります。
- 治療中、咬み合わせや歯並びが変化します。そのため、咬み合わせや顎に違和感や痛み、一時的に歯並びが悪くなる場合があります。
- 矯正治療により歯が変色したりする可能性があります。変色が軽い場合には、ホワイトニングで改善する方法もあります。
- 歯を移動させた際に、歯と歯の間の三角形の隙間や歯肉退縮が起こることがあります。その場合、歯の形や大きさの修正を行うことがあります。
- 必要に応じて、歯の形の修正、咬み合わせ調整、歯の大きさ調整などを行う可能性があります。
- 歯の根の湾曲や癒着が起きている場合、治療がうまくいかないことがあります。また、小帯の位置や骨隆起を調整・除去する場合があります。
- 接着して固定する装置の場合、接着が外れてしまうことがあります。その際に装置を誤飲してしまうリスクがありますが、ほとんどは自然に便から排泄されます。
- 個人個人の状況により、治療期間は変わるため、目安としている治療期間や診断時の予想期間から前後する場合があります。
- 金属アレルギーの症状がでる場合があります。
- 矯正装置を外す際、歯に小さな亀裂が発生したり、傷がつく場合があります。
- 保定装置(リテーナー)をきちんと装着しない場合、後戻りが起こる可能性があります。
ただし、保定装置を正しく使っていても、その他の原因により起きる可能性があります。 - 治療前後に、被せ物や詰め物の治療をやり直す必要があるケースがあります。
- 再治療が必要になる場合があります。(顎の成長、加齢、親知らず、歯周病などにより、歯並びが変化するため)
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